感覚

トリュフ。その実体は感性によってできているといってもよいでしょう。長い時間をかけ、偉大なる自然の力で見事なトリュフが生まれたのです。

よく見渡せばトリュフは世界中で約90種類も存在していますが、実際に食用とされているのは香りが豊かな数種類に限られます。

Tuber melanosporumという学名を持つ黒トリュフは、しばしばペリゴール・トリュフ、ノルチャ・トリュフ、スポレー ト・トリュフとも呼ばれています。一般的な説に反して、主な栽培地域はスペイン。マエストラスゴ、ソリア地方などがそうで、サリオンの町は世界で最も素晴 らしいオークの木(トリュフ栽培に不可欠)が多く育てられています。もちろんフランス(ペリゴール、ヴォークリューズ、ロットやバス・アルプ)やイタリア (マルケ、ウンブリア、ペルージャ、ピエモンテ、リグーリア、ヴェネト)でも栽培されていますが、スペインほど多くはありません。

世界三大珍味の1つ・トリュフの栽培プロセスでは、最低でも3つの不可欠要素を満たさなければなりません。オークの木、トリュフの菌根を作る根、そして大 きな忍耐。あとは土壌や天候など運に委ねられます。トリュフが生長してくれるかどうかは、神のみぞ知るといったところでしょう。トリュフが希少価値の高い 食材とみなされているのも頷けます。

サリオンのトリュフを初めて味わったときの印象は忘れがたいものになるでしょう。幸運にも再び食す機会があるなら、その魅力に一生惹きつけられるに違いありません。

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